生体分子科学討論会は、今回51回目を数える開催の伝統の中で、生体内で繰り広げられる生命現象や生理的な機能発現について、生体分子の立体構造、電子構造、相互作用、反応挙動などの観点から深く考察し、化学と物理の言葉で議論する貴重な場を提供してきました。特に、タンパク質・酵素、核酸、脂質、糖、補因子といった生体を構成する化合物やそのモデル、またそれらを組み合わせた細胞・組織まで、対象を広く掲げて、分子レベルでそれらの構造と動的挙動を議論する分野が本討論会の対象となります。得られた知見を創薬やナノバイオマテリアルへ応用する研究も歓迎します。
第51回生体分子科学討論会実行委員会
実行委員長 : 小野田 晃 (北海道大学大学院地球環境科学研究院)